小学生の頃、木を切って椅子をつくったのが楽しかったという記憶があり、大工を志すようになりました。高校卒業後に入社して今年で10年目です。高校時代、担任の先生に「大工になりたい」と話したところ、「江別で一番大きいところがある」と紹介されたのが船木建設でした。現在の会長と面接し、採用されました。
昔から一度始めたら辞めるということは考えないタイプ。この仕事は楽しいですし、やめたいと思ったことはありません。入社した頃は同期の高田と別々に色んな現場に入り、たくさんの先輩大工に仕事を教わりました。最初の2年ほどはそうやって仕事を覚えました。
担当するのはリフォームの現場が多いです。リフォームといっても規模の大小があり2、3日で終わるものなら一週間で複数軒こなせます。外壁の貼り替えなら1ヶ月で2軒ほどになります。リフォームも新築も基本は一緒です。
今、現場で棟梁をやっていますが、「足元を整理して広く安全に」を心がけています。仕事が早いことは大事ですが、現場がキレイだと仕事効率も上がってくると思うからです。
新たな製品、道具、技術なども出てくるので日々勉強です。これからの目標としては、当面は任されたことはきちんとできるようにすること。資格の面では自分は二級技能士しか持っていないので、そろそろ一級を取らないといけないと思っています。会社にもそれを求められています。もちろん、資格を持っていないけれど技術の高い大工もいますが、資格は完成度で合格点が出るので、資格を持っているということはある程度のレベルに達していることの証明にもなります。一級の実技試験は受かったので、あとは学科だけです。
三代目社長とは話もよくします。仕事の流れとしては2人1組で現場に入り、自分が建築主任やお客さまと話をして要望をお聞きし、相方に伝えて作業していく流れです。お客さまから変更してほしいという要望があったら、自分が聞いて建築主任に伝え、変更することもたまにあります。作業の前にきちんとお客さまからヒアリングすることをいつも心掛けて仕事をしています。