江別・船木建設の特長
目次
船木建設株式会社は、1959年に船木清一が江別で創業し、現在は3代目社長森木健一をはじめ総勢26人が働く地域密着型の住宅会社です。
地元江別ではリフォーム会社として覚えてくださっている方が多いと思います。また、公共工事や施設建設、新築戸建て住宅でも60年の実績があります。
当社の特長は
- 大工育成(スキル向上・資格取得)を重視
- 住宅リフォームを年間900件ほど担当
- 江別を中心とする地域密着の住宅会社
- 営業マンはおらず建築主任がお客様担当
- 地域の信頼が軸。「ごまかしません。」
- 公共工事・施設建設も得意な建設会社
- 新築は高断熱高気密+室内環境重視の家
…などです。
江別から車で30分圏内エリア(江別市内、野幌、南幌、札幌の厚別、幌向、新篠津など)にお住まいの方にとって、ハウスメーカー・工務店・リフォーム会社を探す場合は当社も選択肢になるかと思います。
ということで、船木建設の家づくりがどのように進められているか、当社の特長をご紹介しますので、ぜひ一読よろしくお願いします。
1959年 江別で創業腕の良い大工だった
創業者・船木清一
創業社長の船木清一は樺太生まれの秋田育ち。腕が良いと評判の大工で、納得のいかない施工になると、壊して建て直すような気概のある職人でした。1959年に江別で工務店・船木建設を創業しました。
1970年代頃までは、春になると東北・北陸など本州の大工が北海道に寺や家を建てるために出稼ぎに来て、冬にはまた地元に帰るという時代でした。工務店・船木建設も当時は、東北の大工の力を大いに借りて、公共建築や住宅などの施工を行いました。
現代では大工道具の多くが電動工具になりましたが、船木建設の作業場には、当時の大工たちが使っていた大工道具が保管されています。
社内には大工や建具職人など職人が合わせて50名ほどおり、そのうち25名ほどが会社の宿舎に住み込みで働いていました。現代の家づくりとは違い、室内の引き戸や扉などの建具類は建具職人が造作した時代。建具職人だけで7名ほどが在籍していました。
3代目 現社長・森木 健一
船木清一創業社長は、大工出身の親方気質で、当時を知る人からはおっかない人だったと聞いたこともありますが、孫の私にはとてもやさしいおじいちゃんでした。私が生まれた時は「三代目ができた!」と喜んだそうです。
高校生の頃、アルバイトで現場に出ていた私に、錆びた釘の抜き方を教えてくれたり、「会社は急に大きくしたらだめだぞ」と話してくれました。
江別市の発展とともに成長
江別市は
1950年 31,647人
1960年 37,396人
1970年 63,762人
1980年 86,349人
1990年 97,201人
2000年 123,877人
と急激に人口が増え、2004年に 124,051人でピークを迎えました。
(2019年10月現在は119,510人と、減少しつつあります)
1960年代以降、江別の人口が急増したのは、札幌市への人口一極集中化の影響で、隣接する江別市にも流入したほか、
1960年 酪農学園大学(江別市文京台)
1968年 札幌学院大学(江別市文京台)
1989年 北海道情報大学(江別市西野幌)
など大学、教育・研究施設の立地、第一工業団地の誘致が進んだこともあります。
人口増加に伴い、江別ではインフラ整備と市街化が急速に進められました。船木建設も学校などの公共施設や商業施設、住宅の新築工事などで事業を拡大していきました。戸建て住宅では、多い年には年間20棟以上を建てていました。
江別の工務店・船木建設の大工は大工仕事だけでなく、型枠や仮設など、さまざまな仕事をこなせるスキルを持っていたため、そういう面も評価され、社業も発展していきました。
1960年代から2000年頃までの船木建設は、公共工事を中心とする江別の建築会社、新築戸建て住宅を建てるハウスメーカー・工務店、リフォーム店として江別の方々に認知されていたと思います。
大工育成とリフォームを強化した2代目1992年に社長就任した
元大工・森木潤一
2代目社長で現会長の森木潤一は青森県三戸町に生まれ、高校は商業科を卒業しましたが、大工だった父親を早くに亡くし、経済的な理由から大工の道に進みました。潤一(現会長)も師匠に連れられて北海道にやってきた出稼ぎ大工の一人でした。
潤一(現会長)が船木建設の大工見習いになったのは1970年。大工として修行後、事務方の仕事を経験し、1992年に2代目社長に就任します。
常務 経理担当・小池 康文
森木潤一会長は優しい人柄で人望も厚い人です。先見の明がある人で、「若い大工の育成」を何より重視しました。今、船木建設に腕の良い大工が揃っているのは26年間社長を務めた2代目社長の功績が大きいと思います。
大工不足・高齢化に
先手を打つ船木建設
大工の人数は国内で
1980年 約80万人
2010年 約40万人
と半減し、高齢化も進んでいます。
大工不足と大工の高齢化に歯止めが利かず、現在は多くの住宅会社が、大工をはじめ、基礎、左官など、家を建てるために欠かせない技能士の確保が難しいので、
- 家を建てたいという要望があっても施工できない
- 外注大工に頼るので建築コストがアップする
- 大工がそもそも少ないので技量の高さで厳選できない
…という状況に苦しんでいます。未熟な施工、手抜き施工など品質に関わる問題が住宅業界全体に生じています。
大工を育てない住宅業界
男子小学生に「憧れの職業」を聞くと「大工さん」という回答がベスト10に入ります。
ところが、高校など、学校を卒業しても、大工になりたい若者を受け入れてくれる住宅会社は現在、ほとんどありません。事実上、大工を育てる仕組みが日本の住宅業界にはほとんどない、と言っていいほどの状態です。
原因は、ハウスメーカーや工務店が、1993年のバブル崩壊、そして北海道では1997年の北海道拓殖銀行経営破綻など、その後に続く長引く不況の影響で、なるべく会社の合理化や経費削減を進めて生き残りを図るようになり、
それまで当たり前だった大工の雇用や育成をやめて、フリーの大工や、下請け工務店に任せることで身軽になろうという会社ばかりになったことにあります。
住宅業界が大工を育てなくなって20年以上が経ちました。その結果、20代~40代の若手・中堅大工がほとんどいない状態になりました。
「納期のために、能力はともかくとしてとりあえず大工の人数を確保…」というのは住宅の品質・性能に関わる大問題です。
こんな状況がいずれやってくると予測した、工務店・船木建設の2代目社長・森木潤一は、大工育成の手を止めることなく、むしろ積極的に大工志望の若者を受け入れ、育ててきました。
2代目社長・森木 潤一
大工や職人を多く雇って会社を大きくしたいと思ったわけではありません。
私自身も元大工です。若いころから大工・職人と寝食を共にし、技術を学び、会社全体で仕事をしてきたのが楽しかったので、一緒に働く仲間を減らしたくなかったという気持ちもあったと思います。
大工は、一人前になるまで5年はかかります。でもしっかり育てれば、会社の施工力を支える人財になります。
見習いの若い大工を社員として通年雇用し、金銭面・経済面の不安を解消することで本人と親御さんに安心してもらい、現場でもベテランの大工が仕事のやり方をしっかり教えてきました。
冬は大工を訓練校に通わせました。技能士の資格試験の受験も促しました。これは船木建設の家づくりのレベルアップのためですが、大工本人のためにもなります。
知識やスキル、そして資格も有する大工なら、将来的にも仕事に困らないからです。
一方で、営業マンを雇ったことはありません。営業トークの上手さで受注をとってくるということではなく、船木建設に家や暮らしに関するお悩みをご相談いただいた方のために、住宅の構造を理解し、設計、施工、見積もりの部分に至るまで専門家が最初から最後までしっかり対応すべきだと考えているからです。
大工と現場監督の育成をしっかりやる。それが船木建設の家づくりです。
船木建設の大工、現場監督は社員であり、会社の「看板」を背負って仕事をしているという意識があります。
自分が質の高い家をつくれば会社の評判が良くなり、口コミで依頼も増えるということを知っています。
2代目社長・森木潤一による大工育成の取り組みが実を結び、現在も船木建設には1人ひとりが責任感と使命感を持ち、高い設計施工力を発揮できる体制が整っています。
建築大工 長門 勝
船木建設は若い大工が多く活気があるし、造作などに必要な機械や材料が豊富にそろっています。大工にとってこんな恵まれた環境が整った工務店は滅多にありません。常に材料と道具が揃っているというのは大工にとって、とてもありがたいことなんです。
「リフォーム」を
社業の中心に据える
船木建設は1992年に社長に就任した森木潤一によって、メインの事業を公共建築から、住宅リフォームにシフトしました。
江別市は、2000年ころまでの人口増加時代は、学校や商業施設などが数多く建ち、公共建築のお仕事もたくさんいただけました。しかし、江別は今後、発展局面から安定局面に移り、公共建築や商業施設の建設工事などは徐々に減っていくだろうと考えました。
もしそうなったら、大工、現場監督などの社員を多数抱える船木建設が、公共建築だけでやっていくことは難しくなる。むしろ、江別は人口増加によって多くの住宅が建っているので、今後は、既存住宅の修繕やリフォームなどの需要が増えてくるだろうと予測しました。
江別市内の方々に向け、リフォームのチラシを何度も発信しました。3年ほどはほとんど反応はありませんでした。建築会社のイメージが強く、街のリフォーム屋さんとしての印象が薄かったせいかもしれません。
しかしそれから20年が経過した2019年の今。船木建設は年間900棟以上の住宅リフォームをお引き受けさせていただくリフォーム会社に成長しました。
- キッチンやトイレの取り換え
- 屋根や外壁の塗装や張り替え
- クロスや床、畳の張り替え
- 間取りの変更や増築
- 窓や壁などの断熱改修・省エネ化
- リノベーション・建て替え
- カーポートやロードヒーティング設置
- 配管や暖房機・給湯機の交換・メンテ
- 水道凍結の対策
- すがもり対策
- 屋根の雪対策
など、さまざまな営繕、リフォームのお仕事を担当させていただいております。
地域密着だから「ごまかしません。」
「ごまかしません。」船木建設のスローガンです。
公共建築では、施工品質の点検、記録、安全対策に至るまで、丁寧で正確な仕事を求められます。公共建築を60年以上担当させていただいている船木建設の社員は、まず第一に、きっちりとした施工管理を行うことが会社にとって重要であるということを理解しています。
公共建築だけではありません。新築・リフォームの現場でも、施工品質に問題のある工事、お客様のご期待に応えられない工事を行っていては、地域のお客様からの信用を失います。
リフォームの相談を受け、実際に住宅診断(インスペクション)を行うと、住宅の雨漏りや壁の中の木材の腐食、断熱材の性能悪化、他の住宅会社が行った施工の問題点などが見つかることも少なくありません。
船木建設は江別の地域密着の工務店。「ごまかしません。」をスローガンに、お客様に現状と対策を正確に説明し、快適に過ごせる「ごまかしのない」住宅リフォーム施工を提案しています。
新築は高断熱高気密
+室内環境重視の家
新築住宅の場合も、過去に数多くの住宅リフォームを行ってきた経験を踏まえ、住宅の性能や美観、耐久性などの面でどこが弱点になりうるか、経験で知っているので「長く快適に過ごせる」住宅の施工を重視します。
船木建設には優秀な自社大工が揃っているので、新築住宅の気密性能は0.1cm2/m2、0.2cm2/m2といった性能が出せます。高断熱・高気密施工を行えることで、住宅の暖かさ、結露予防、光熱費負担軽減が実現できます。
船木建設は低燃費空調システム「エコブレス」を新築のお客様に提案しています。エコブレスは、床下に新鮮な空気を取り入れ、暖房機で温度をコントロールし、床のガラリなどから室内の空気を循環させることで、快適で新鮮な空気を家じゅうにゆるやかに対流させる仕組みです。
施工地域
当社では、施工時・施工後の対応を早くするために、特別な場合を除き施工場所の地域を限定しております。施工主様のご要望に対し、迅速に対応させていただきたいので、ご理解の程よろしくお願いいたします。なお、ご不明な方はお気軽にお問い合わせください。
施工地域 | 江別市内、野幌、南幌、幌向、新篠津、厚別北 |
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注1) 当社から車で約30分程度の範囲内
注2) お客さまをご紹介いただいた場合は、施工地域以外もご相談させていただきます。
会社概要
会社名 | 船木建設株式会社 |
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所在地 | 〒067-0041 北海道江別市元江別本町20番地1 |
TEL | 011-382-3353 |
FAX | 011-382-3374 |
代表者 | 森木 健一 |
創業年月日 | 1959年(昭和34年)2月9日 |
資本金 | 3,200万円 |
従業員数 | 役員、事務員、設計施工管理:12名 大工、建具工、作業員:14名 |
建設業許可 | 北海道知事 特定 石第2251号 建築一式工事、大工工事、建具工事、とび・土工・コンクリート工事、屋根工事、内装仕上工事、タイル・れんが・ブロック工事、塗装工事 |
江別市格付 | Aランク指定業者 |
北海道格付 | Aランク指定業者 |
1級建築士事務所登録 | 北海道知事 (石)第5633号 |
事業内容
総合建築業:新築・リフォーム
平成9年 | 市役所本庁舎増築工事 大麻中学校屋内体育館増築主体建築工事 |
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平成10年 | 上江別小学校屋内体育館新築建築工事 公立学校共済組合北海道江別高等学校職員住宅新築工事 |
平成11年 | 市役所本庁舎増築建築工事 北海道立教育研究所管理研修棟耐震改修工事 |
平成12年 | 給食センター移転新築建築工事 江別市道営住宅新築工事(大麻サンゴールドヴィラⅡ A-1) 仮称江別市新ごみ処理施設建設工事 |
平成14年 | 江別第一中学校校舎増築建築工事 |
平成15年 | 江別市道営住宅景観改善工事(大麻西町団地R35号) 江別市道営住宅景観改善工事(大麻西町団地R36号) 江別太小学校校舎増築建築工事 |
平成16年 | 江別第二中学校一線校舎トイレ改修工事 江別第一中学校扇形校舎災害復旧屋上改修工事 |
平成17年 | 江別東小学校屋上防水改修工事 |
平成18年 | 東野幌小学校大規模改造工事 江別市立病院南2病棟改造工事 |
平成19年 | 江別第一中学校教材室設置工事 |
平成20年 | 大麻中学校校舎・屋内体育館耐震改修工事その2 |
平成21年 | (仮称)北海道立教育研究所付属理科教育センター改修工事 江陽中学校トイレ改修工事 |
平成22年 | 野幌公民館屋上防水改修工事 |
平成23年 | 環境事務所車輌車庫屋根及び窓改修工事 セラミックアートセンター企画展示室改修工事 |
平成24年 | 江別第二小学校防火戸改修工事 対雁小学校トイレ改修工事 セラミックアートセンター屋上防水改修工事 |
新築:木造・RC造、鉄骨造
リフォーム:外壁・屋根・キッチン・BR・UR・内装・設備・外構(塀、庭、ロードヒーティング)
アクセス
住所:江別市元江別本町20番地1